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おすすめする理由

NONSLIP(ノンスリップ)製品をおすすめする最大の理由として「選手・生徒の安全性」がまず挙げられます。 パフォーマンスの向上も製品開発において重要視してきたポイントではありますが、何よりも「選手・生徒の安全性」を抜きにしては、進化したフローリングメンテナンス剤とは呼べません。 従来のフローリングメンテナンス剤(ワックス)には水分が多く含まれており、木製のフローリングに塗布することによって、水分量が原因の状態劣化が発生し、床面のささくれや、板割れなどを引き起こす原因となります。 これらの事象や水分を含むワックスの危険性は、以前より周知の事実で、体育館や室内スポーツ用のフロアには、「ワックスを使用しない」よう、各管理者様宛てに注意喚起されていました。 しかしながら、安価で手に入りやすいといった観点から、実際にはワックスの塗布が当たり前のように行われ、床面のささくれや木板の劣化が原因で選手・生徒のけがや事故が全国各地で後を絶たない事態となっています。 また、ワックスの塗布作業のみならず、再塗装時に使用する「ワックス剥離剤」も同様に水分を多く含んでおり、剥離作業の過程で木板を傷め、事故につながるケースも散見されています。

「少し滑るだけならいいか」「小さなささくれなら気にしない」などと楽観視せず、中には選手生命に影響を及ぼすような大きな事故が起こる可能性もあることを念頭において選手・生徒の管理に努めていただけると当社としても幸いです。 以下にワックス剥離が起こった場合によくあるトラブルと、フロアトラブルによる事故事例を記載しております。 危険性を把握の上、改めてNONSLIP(ノンスリップ)製品の安全性をご理解の上、選手・生徒の安全性を最大限考慮した施策をとっていただけるよう願う次第でございます。

剥離剤を使用する際によくあるトラブル

床板の反り返り・剥がれ

床板の反り返り・剥がれ

体育館や室内スポーツフロアで主に使われている、木材を材料として張り合わせ加工を施した「複合フローリング」のワックス剥離作業に起こりやすいトラブルが、床板の反り返りや床板自体が剥がれてしまうというもの。 ワックス剥離作業に使用する専用の剥離剤には、原材料の違い・希釈量の違いなど、さまざまタイプの製品が販売されておりますが、基本的に共通する効果として「ワックスの被膜を溶かす」効果があります。 剥離剤の用法や分量を間違えてしまいますと、複合フローリングの木材同士をつないでいる接着剤までも同時に溶かしてしまい、床版自体が剥がれることや、傷みが原因によるささくれを引き起こしてしまいます。 また、剥離剤に含まれている水分が床板に染み込んでしまい、処理後の乾燥に伴って床板が反り返ってしまうトラブルも多く報告されております。

床板の損傷・変色

床板の損傷・変色

ワックス剥離作業の工程として、溶かしたワックスをスポンジやヘラなどで拭き取るという作業があります。 このときに起こりやすいトラブルが、床板を傷つけることや、ささくれを引き起こしてしまうということがあります。 プロの業者ではなく一般の方が行うと、ワックスの最適な溶け具合を確認・把握ができず、スポンジやヘラで強くこすり過ぎてしまうことで、床板が損傷してしまうことは珍しくありません。

また、反対に溶け具合が判断できないことによって、必要以上の時間をおいてしまった場合も、ツヤがなくなったり変色したりといったトラブルが発生します。

フロアトラブルにより事故事例

①2006年8月
高等学校体育館にて発生 バレーボールの競技中に、フライングレシーブの体勢で上半身から飛び込んだとき、浮き上がった床の一部分が右胸下部に刺さり重傷。

②2013年4月
公立体育館にて発生 バレーボールの練習中に、上半身から床面に滑り込んだとき、床板の木片が腹部に刺さり5針を縫うけが。

③2015年4
大学講堂にて発生 フットサルの練習中、スライディングを受け転んだ拍子に背中に床材の木片が突き刺さった。 木片は肝臓までに達しており、重傷。

上記の3例は大きな事故の中でも氷山の一角で、小さな事故を含めると年間数百件のフロアトラブルが原因の事故が全国各地で起きております。 ワックスの塗布による劣化が原因の場合もあれば、日々のメンテナンスを怠ったために起きた事故もあります。

  • 床板に傷や割れがないか。
  • 反っている板、剥がれてしまっている板はないか。
  • 歩くとキーキーと音を立てる箇所はないか。

上記のポイントを日頃からチェックするのとともに、選手・生徒の安全を確保するためにも状態劣化の起きやすいワックスの使用を控えるべきだと考えております。

バリアフリー環境の実現

上記の安全性考慮に加え、水分不使用・非ワックスのNONSLIP(ノンスリップ)製品は、グリップ力の回復に特化しており、車椅子での活動でも滑ることなく快適に過ごせます。フローリングの範囲が広ければ広いほど、木床研磨や塗装を行うには莫大なコストがかかるため、大規模なメンテナンスに踏み切れない管理者様も多いかと存じます。NONSLIP(ノンスリップ)製品であれば、コストを抑え最大限の効果を発揮できますので、手軽にバリアフリー環境が実現できます。

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